コラム

イースター関連商品の販売動向 株式会社ショッパーインサイト 主任コンサルタント 矢野尚幸

イースター関連商品の販売動向 株式会社ショッパーインサイト 主任コンサルタント 矢野尚幸

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 近年ハロウィンはクリスマスに次ぐ行事として定着しつつありますが、春先に注目を集めつつあるのがイースターです。イースターは春の訪れを喜び合う祝祭であり、キリスト教では、イエス・キリストが死後3日目によみがえった「復活」を祝う日として、クリスマスとともに最大の祝日とされています。イースターの日は、毎年異なっており、また宗派によって日取りが異なりますが、カトリックでは2016年は3月27日でした※1

 この時期に合わせて様々なイースター関連商品が販売されています。主なイースター関連商品は図表1のとおりです。キャンディやチョコレート、ビスケットなどが多いですが、中には米菓やサラダなども販売されています。それでは、イースター関連商品の販売動向を、rsSMデータを用いて明らかにします。

※商品名に「イースター」と明記されている主な商品を抜粋

 イースターまでの4週間の関連商品金額PIを集計し、前年と比較しました(2015年のイースターは4月5日でした)。図表2を見てもわかるように、前年に比べて関連商品は1.8倍に増加しており、消費者からの購入が進みつつあることが確認できます。

 性年齢別ではどの世代が購入しているのでしょうか。図表3は女性年代別の期間中購入経験率(期間中に1度でもイースター関連商品を購入している人の割合)を集計し、2015年と2016年で比較したものです。すると、女性30代の経験率が最も高いことに変わりはありませんが、増加率でみると女性40代が最も高くなっています。また、他の世代でも経験率が高まっています。イースター商品の購入者のすそ野が広がりはじめたのかもしれません。

 それでは、既に行事として定着しつつある、ハロウィン関連商品の売り上げに比べてどのくらいまで占めているのでしょうか。実はすでに約70%程度まで近づいています。イースター、ハロウィンに両方展開している商品も見られますが、やはりハロウィン関連売上に近づいているようです。

※イースター…2016年2月29日~3月27日、ハロウィン…2015年10月5日~31日

 今後も成長が見込まれ、菓子以外のカテゴリーからも商品が販売されるかもしれません。ただし、宗教行事であるため、きちんと内容を理解したうえで展開していく必要があるでしょう。

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