コラム

飲用酢カテゴリー2020年の動向

飲用酢カテゴリー2020年の動向

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 2020年もあと残すところ少なくなりましたが、普段の生活に様々な変化があった年になりました。その変化はさまざまな食品カテゴリーにも影響がありました。今回はその中でも飲用酢について取り上げてみたいと思います。
 飲むお酢といわれると、ストローをさしてそのまま飲むブリックタイプ、好きな濃さに作ることができる希釈タイプ、ボトルタイプでそのまま飲めるストレートタイプなどがあります。それらの動向をrsSMデータを用いて調べてみました。

 最初に、飲用酢カテゴリーの全商品の形態別のSKU数と飲用酢の金額PIを2020年の3月から8月までの期間で前年の同時期と比較をしてみました。

図表1飲用酢カテゴリーSKU数構成比(PBは除く)

飲用酢SKU数

飲用酢SKU数

飲用酢金額PI値(単位:円)

飲用酢金額PI値(単位:円)

 飲用酢全体では昨年に比べSKU数、金額PIともに増加しています。その中でも希釈タイプが大きな伸びを見せています。時系列でみると前年との変化はあったのでしょうか。

図表2週別金額PI値比較
週別金額PI値比較

 2020年は6月の初旬と7月の下旬に前年同週を大きく上回りました。ほぼすべての週で前年を上回り、いまだに前年を超えている状況です。
 昨年を大きく上回った期間について、どのような購買行動があったのかを掘り下げていきます。
 まずは飲用酢が大きく伸びた2020年6月の初旬から中旬と、7月下旬から8月初旬の期間の購入者について調べてみました。

図表3性年代別購入者出現率比較
性年代別購入者出現率比較

 男性では20代から30代、女性では20代から50代の購入者が増加し、昨年に比べ若いユーザーが出現するようになりました。次はこの年代についての買い物の中身をみていきます。

図表4バスケット単価比較
バスケット単価比較

 新たに出現した若いユーザーのバスケット単価はこれまでに比べ高いものとなりました。
 飲用酢を購入するときの併買についても調べてみました。
 全体の結果と、前述の20代、30代の男女に限定した時の2つのケースを調べてみます。

図表5飲用酢カテゴリー バスケット併買分析
飲用酢カテゴリー バスケット併買分析

※同時併買率3%以上、リフト値降順で表示

 20代・30代の併買では、ミネラルウォーターとの同時併買率が全体よりも高くなりました。割材としてミネラルウォーター、炭酸水を購入する傾向が強い年代と考えられます。

 新型コロナウイルスに関するコラム、レポートについては特別コラム:コロナ緊急事態宣言解除後の購買行動の予測(中国文献調査を基に)などでもご覧いただくことができます。ぜひご覧ください。

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