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2016-12-16

2章分析事例 5.ID-POSデータを用いた同時併買分析

著:株式会社ショッパーインサイト データマーケティンググループ

監修:横浜国立大学 大学院国際社会科学研究院 准教授 寺本高先生

 複数カテゴリーの商品を組み合わせた陳列・演出を行うクロスマーチャンダイジング(クロスMD)の取組が店頭で行われています。各社が売場で連携する動きも見られており、ビールとギョーザやから揚げ、清涼飲料と菓子といった食事シーンを連想させる売場づくりが行われています※1
 このクロスMDを行う際にも、ID-POSデータを用いた同時併買分析を基に顧客が購買しやすい、あるいは購買するケースの多い商品の組み合わせを把握することによって、顧客の購買行動を先回りする形にプロモーション展開が可能になります※2。 今回は同時併買分析の考え方とクロスMD立案の方法を紹介します。

(1) 同時併買分析とは

 同時併買分析とは、同じ買物カゴ(バスケット)に入った組み合わせを抽出するものです。クロスMDの計画の流れとして、組合せの軸となる商品(軸商品)と組み合わせの相手となる商品(相手商品)を選ぶ必要があります。軸商品は来店の目的となったり、購買率が高い商品(またはカテゴリー)が望ましいです。生鮮食品、菓子、飲料などが主な軸商品としてあげられます。また、相手商品は店頭でのついで買いを促す商品(またはカテゴリー)が望ましいです。菓子や飲料、調味料などがあげられます※2
 下記図表はクロスMDのイメージです。白菜(軸商品)を買いに来た顧客に、白菜料理に用いる調味料(相手商品)を一緒に陳列することで、購買を促しています。

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