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2016-05-25

[シニアアプローチ]
~超高齢社会生き残りをかけたシニアシフト戦略構築へ向けて~
「ID-POS分析でシニアの購買行動を探る」第2回

(株)ショッパーインサイト・アドバイザー
元:公益財団法人ハイライフ研究所専務理事 高津 春樹

プロローグ  超高齢社会って?
・・・未経験ゾーンの超高齢社会とシニアの生活現状を的確に把握することが、シニアシフト戦略構築の第一歩(下)

今回は、公開データからシニアの生活の現状を見て、消費生活に関する戦略視点・仮説をいくつか構築してみたいと思います。生活関連データは、膨大な量に上るので、食を中心とした消費行動に直接影響を与える暮らし向きと食生活関連のデータに的を絞ってみていきます。

2.シニアの生活

①所得と貯蓄
  • ・販売戦略を考えるうえで重要な要因となるシニアの暮らし向きをデータで見てみましょう。
  • ・まず、所得ですが、下図1の高齢者世帯の所得を見ると、一世帯当たりの平均所得は309万円(世帯人員一人当たり198万円)となっており、全世帯平均所得の537万円(世帯人員一人当たり204万円)に比べると少ないですが、世帯人員一人あたりで見るとあまり差はありません。
  • ・次に、シニアの裕福さの根拠とされる貯蓄に関し見てみます。H25年家計調査(下図2)によれば、シニアの貯蓄・負債・年間収入は夫々60代で2385万円・204万円・577万円、70代以上で2385万円・93万円・445万円となっており現役中核世代と比べ収入は減るが、確かに貯蓄額は多く、負債額は圧倒的に低くなっています。

出典:平成27年版「高齢社会白書」(内閣府)

出典:平成27年版「高齢社会白書」(内閣府)

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