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2020-02-10

3章 ID-POSデータ活用方法 5.購買実態に基づく商品分類の作成

著:株式会社ショッパーインサイト データマーケティンググループ

監修:横浜国立大学 大学院国際社会科学研究院 教授 寺本高先生

(1) はじめに

 消費者は、あるカテゴリー内の商品群をどのようなサブカテゴリーに分類しているのでしょうか。たとえば、牛乳をサブカテゴリーに分類する要素としては、容量、乳脂肪分、ブランドなどが挙げられますが、実際に消費者がどのように分類しているのかを把握する必要があります。
 消費者の選択範囲をグルーピングする方法として、CDT(消費者意思決定ツリー:Consumer Decision Tree)という考え方があります。これは、カテゴリー内に含まれるサブカテゴリー、セグメントを消費者の意思決定の優先順位によって階層的にまとめたものです※1
 これまでは、消費者にインタビューをしてグルーピングを把握するケースが見られました。しかし、インタビューを行うには膨大な時間と費用がかかる点、また、あくまで意識ではそのように分類しているものの、実際にそのような行動を取っているかはわからない点が課題としてあげられます。
 そこで、購買履歴データを用いて購買実態からCDTを作成し、サブカテゴリーを作成する取組が行われています。今回は購買履歴データからCDTを作成することのメリットを挙げた後、実際の分析結果をご紹介します。その結果から、どのような提案が考えられるかを提示します。

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