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最新お買物データからサキヨミする『消費者インサイト』第2回

Sakiyomi 教えて!サキヨミ博士!

2024.08.06

教えて!サキヨミ博士!
最新お買物データからサキヨミする『消費者インサイト』第2回

今注目の「調味料における生活者の購入変化」を読み解く!

ショッパーインサイトが提供している全食品ID-POSデータサービス「real shopper SM」を読み解き、食にまつわる生活者のトレンドを深堀りしていく新コンテンツです。
食べることが大好きなデータ分析のプロ「サキヨミ博士」と、駆け出しの助手「YOMI」が毎月1回、さまざまなテーマを掘り下げていきます。

サキヨミ博士

データから、生活者の購買行動について研究している博士。
趣味は料理で、街のスーパーで買物を楽しんでいるところを頻繁に目撃される。
先読みしているときには、頭の「Y」マークが黄色に光るらしい。

YOMI

博士が作った最先端ロボット!のはずだが、ちょっとおっちょこちょい。
博士の作る料理が大好きなYOMIはいつも一生懸命な頑張り屋。でも考えすぎると、頭から煙が出て、ショートしてしまうので注意が必要。
感情によって「Y」マークの色が変わるので注目。

年々増加する調味料、
日常的に使う基礎調味料でも季節性がある

ううう… 暑すぎる…
今年は去年よりも暑い気がするよ…

うむ…そうじゃな…
(同じセリフを去年も言ってた気がするのぉ…)

こんなに暑いと冷たいモノとか、あっさりしたモノとか、逆に辛い味付けのモノとか食べたくなるよね…!
色々な調味料が売ってるから試したくなるよ! 

そうじゃな。
今は「さしすせそ」と呼ばれる基礎調味料以外に、風味調味料、外国料理向けの調味料など、多種多様な調味が増えてきているのじゃ。

やっぱり調味料にも季節性があるのかな…?

いい視点じゃな。
それを解き明かすために、今回は「調味料市場」について見てみよう!!

食の国際化に伴い、年々発売される調味料が増えていると言われています。はたして調味料には季節との関連性があるのでしょうか?

食品スーパーの「IDPOSデータ」から読み解いていきます。

図1 調味料と季節(夏・冬)との関連相関図

これが調味料のカテゴリーを、夏・冬との関連性で分布したグラフじゃ。
カテゴリーをいくつかまとめたジャンルごとにラベルの色が分かれているぞい。

左側にいくほど、夏との関連が強くて、
上側にいくほど、冬との関連性が強いんだね!
結構キッパリと別れているね、、!

そうじゃな。
右下のオレンジ色の部分が、夏によく売れる傾向が高い「夏型調味料」、

左上の緑色の部分が、冬によく売れる傾向が高い「冬型調味料」、
と分類できるのぅ。

図2 季節(夏・冬)との関連性が高い調味料トップ10

数字:典型的な季節パターンとの相関係数
しょうが・梅肉は青果ではなく調味料として加工されたもの(おろししょうが等)

図2は、図1のグラフを、表形式でわかりやすくしたものじゃ。
夏型調味料・冬型調味料それぞれランキング形式でだしてみたぞ!!

は「しょうが」や「梅肉」などあっさりした調味料が上位で、
冬は「スープ」や「鍋梅つゆ」など温まる調味料が上位だね!
(大好きなマグロを梅肉で食べたら美味しそうだな…ゴクリ、、)

ランキング上位の調味料でどんな料理をよく作っているのかメニューも想像できるのお!
冬の「からし」はおでんかね…

今回のまとめ

●調味料にも季節の影響が見られる
●夏型調味料トップ
は「しょうが」「梅肉」「漬物調味料」
●冬型調味料トップは「麹・酒粕」「スープベース」「鍋つゆ」

今回のように当社では世代による生活者の購買データの分析に加えて、生活者を取り巻く環境や特徴を考慮した分析提案を行うことが可能です。結果の詳細をご覧になりたい方は、画面左の「お問い合せ」からお気軽にお問い合わせください。

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